WBS(Work Breakdown Structure、作業分解構成図)とは、プロジェクトの最終成果物を起点として、作業を階層的に分解していく手法のことだ。PMBOKではプロジェクト計画の基本ツールとして位置づけられている。最上位にプロジェクト全体を置き、次の階層でフェーズや機能領域に分類し、最下層では1人が1〜3日で完了できる「ワークパッケージ」まで分解する。WBSを作成することで、スコープの全体像が可視化され、見積もり精度の向上、担当者の明確化、進捗管理の基盤構築が可能になる。WBSが曖昧なまま走り出すプロジェクトは、途中でスコープが膨張し、コストとスケジュールの超過を招きやすい。